2012年3月18日日曜日

mid century

北欧の器はよく「ミッドセンチュリーの美しい器」と表現されます。
なんて洒落た響きなんでしょ、と思ってきました。
今日は可愛い後輩と近江屋洋菓子店に行ってきました。
食べログによれば、ミッドセンチュリーのお店だそうです…!
喫茶スペースに525円払って入ると、飲み放題です。
ライムとイチゴとキウイと、あと何かの生ジュースに ホットチョコレートやコーヒー
そして「ビーフとベジタブルのスープ」がありました。
このスープを4杯程がぶがぶ飲んで、あとアップルパイも頂きました♡
相席のおばちゃんが、スープを私ら以上にガブガブ飲んでおり
彼女、毎回かなり具材をどっさりいれるので
彼女の後にオカワリ行っても、具がなかったのが残念でした。
店の雰囲気は昭和で止まっていて 少しスカスカして場所も持て余していて、
でもそれを「これで私ら十分なんで」という確固たるプライドで守っている感じの
力強くノスタルジックな場所でした。

近江屋洋菓子店

2012年2月15日水曜日

Sujahta

今日は、お釈迦様の命日だったそうです。
お茶の稽古に伺ったら、お軸は般若心経で、お茶碗はコレでした↓
この茶碗、凄いんです!!
私は稽古場は寺なんですが、
そこの和尚様は30年前 修行先の建仁寺の御一行でインドを旅行したそうです。
釈迦が疲れた時に沐浴したネーランジャー川 という川があって
そこで牛乳的なものを釈迦に与えた娘が「スジャータ」らしいです。
(あの褐色の恋人。トリビア!)
その川の砂を和尚様たちは持って帰り、茶碗を作ったそうです。
黒い景色の部分が砂なんだって。 すごいなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
甲子園の砂とか星の砂とか、色々あるけど
こうやって用の美に変身させたら、面白いし思い出が身近になるね。
私が勉強させて頂いている流派では楽茶碗は用いないので
こんな鮮やかな赤を見られる機会も稀。それも相まってシビれた!
ストーリーのある器は本当に好き。金じゃ買えない価値がある。
これを2/15に使わせてくださった和尚様に感謝。

2012年1月29日日曜日

a notebook about the notebook

川越の「うつわノート」に行ってきました。
うつわ好きの方が開いた、一軒家のギャラリー。
ちょっとしたスペースに器を飾っている所かな? くらいに思っていました。
でも全然違った!

玄関のドアをあけると広々とした空間が広がっていて
左手と正面、2つの部屋が少し垣間みれてワクワク感がつのる。
でも、そのテンションで展示スペースに向かうんじゃなくて、
玄関にたくさん置いてあるフカフカのスリッパに履き替えるから、
なんだか余分なドキドキが落ち着きました。

店主の方は番頭さんのように、ゆったり座って読書をしてらして
存在はしっかりあるんだけど気まずい事もなく、程よい距離感。
一時通っていたお風呂の休憩所に和室の作りが似ていて 心地よくなり、
数部屋ある中、この和室にずっといました。
この日の展示は大村剛さんという方の作品。
無機質で一見冷たくもあり でも意外にキュンとする所もあって面白かった!
器の飾り方も部屋ごとに本当に素敵。将来こんな洋館にすみたいなぁ。
ほんと素敵な場所なので、これからも伺うと思います!
店主さんと語らってみたかったけど、勇気がありませんでした。
ここ
読むと、本当に器が好きで、作陶も好きな方みたい。
今度行くときは、少しでもお話してみたいな〜

2012年1月15日日曜日

2012 Happy new year

私はお茶を習っているんですが、昨日は初釜でした。
初釜とは、新年を祝うお茶会のことです。
普段は地味な着物が推奨されるんだけど(私若干ハデだけどね)
この会ばかりは「めでたい!新年おめでとう!」と、華やかに楽しめます。
私自身は、めでたい気分ではないような
そんな気分でも年を越せたことがめでたいような
という複雑な胸中で出席しました。
人それぞれ、色んな境遇で2012年を迎えたんだろうね。
着物はこんな感じでした。ポイントは灯屋2で買った丸ぐけ。
ぽわっとした色と太さで可愛い♡

自分の写真ホレホレと見せびらかすのはアレなんだけど
この訪問着は思い出が詰まっていて、見せたい一枚なのです。
去年の初釜から1年経ったなんて、早くて不思議な感じ。
こうやって年月は過ぎて行くんだな。

妹ワンコの為に、花を飾ってます。
去年の初釜の日に天使になった。元気にしとるかな?